はじめに
電気通信の仕事や学問に触れていくと「短波」,「超短波」,「マイクロ波」など様々な名称の電波に出くわします。
何となくその場では覚えるのですが,中々定着しない・・・覚えられない・・・という声を聞きます。
この記事では周波数ごとの電波の特徴を覚えられる方法について綴っていきます。
①周波数帯ごとの電波の特徴
データに関しては総務省のHPにも記載がありますので確認して下さい。
参考書やネット上にもよく見かけるデータです。
沢山あって覚えにくいですね・・・。
このデータを覚えるにはポイントが3つあります。
・①-1 【一式】周波数×波長=3×10⁶(Hz×m)
・①-2 周波数帯 大 ▶▶▶ 伝送容量 大
・①-3 波長 大 ▶▶▶ 遠方まで伝搬
一つずつ解説します。
①-1【一式】周波数×波長=3×10⁶(Hz×m)
図をよくみると共通点や法則が見えてきます。
その一つに周波数と波長の積が一定(3×10⁶)であるといえます。
ですので周波数か波長の片方が分かっていればもう一方の値はおのずと算出できます。
幅も0が一つ増えるだけなのでそれほど難しくないと思います。
①-2 周波数帯 大 ▶▶▶ 伝送容量 大
周波数帯が高いと伝送容量は大きくなります。(正比例)
周波数が高くなると単位時間当たりの波の数が多くなるため、1秒間に送ることができるデータ量が多くなります。
光ケーブルのシングルモードとマルチモードの特徴と波長を見てもこの挙動が分かります。
いつか記事にしますね。
①-3 波長 大 ▶▶▶ 遠方まで伝搬
「波長=光の速度(一定)÷周波数」ですので,゛波長が大きい=周波数帯が低い(反比例)゛とも言えます。
実際,比較的波長が大きい゛長波゛というのは船舶・航空機用無線(長距離伝送)に使用されています。
まとめ
・「波長=光の速度(一定)÷周波数」▶波長と周波数は反比例
▶伝送容量と伝送距離は反比例
上記一点の知識があれば少しだけ覚えるのがラクになると思います。
ぜひ参考にしてみて下さい。コメント等頂けると幸いでございます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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