イントロ
ネットワークの拡充により,近年さらに電気通信工事の需要が高まっています。
そんな電気通信工事を施工・保守・運用するためには資格が必要です。
この記事では当時わずか業界1年目だった私が,実際に電気通信主任技術者の
資格合格まで漕ぎつけた準備・対策について触れていきます。
①そもそも電気通信主任技術者とは?
電気通信主任技術者は、電気通信技術(ICT)のプロであることを証明する国家資格です。
電気通信主任技術者は、事業用電気通信設備の工事や維持・運用の際の監督責任者として配置されます(この辺りは③で後述します)。
電気通信主任技術者は、ネットワークを構成する設備の種類により、伝送交換主任技術者と線路主任技術者に分かれています。
②資格取得のフロー
当時業界1年目だった私でも資格取得できた手順です。
左にやること,右に重要度を示しています。
一つずつ解説していきます。
結論から言いますと,③学習計画が肝要です。
①資格の日程を把握する | ★★★★☆ |
②過去問を購入する | ★★★☆☆ |
③学習計画(過去問2~3周)を立案 | ★★★★★★★★★★ |
④学習計画を基に試験日まで実施 | ★★★★☆ |
⑤試験に臨む | ★★★☆☆ |
①資格の日程を把握する 評価:★★★★☆
学習計画を立てるのに必要です。確認の仕方は以下リンクよりご確認下さい。
なお,受験の手引き等分かり易く記載されていますので,電気通信国家試験センターのサイトを必ず確認してから準備しましょう。
②過去問を購入する 評価:★★★☆☆
過去問はネット上に転がっていますが,解説付きのものには中々出会えないと思います。
私は参考書が苦手(厳密に言えば非効率だと感じている)なので,資格取得の際は必ず過去問を購入しています。
最新版が好ましいですが,私はメルカリで購入しました。
(定価:7000円程)
試験後,メルカリで売却してスッキリ。以下リンクより値段を確認してみて下さい。
引用lオーム社
③学習計画(過去問2~3周)を立案 評価:★★★★★★★★★★
ここが一番重要です。過去問を2~3周するために学習計画を立てましょう。
以下,私が計画した一例です。
【条件】・試験日まで4カ月(120日ほど)
・400ページほどの過去問
▼
400ページ×3周=1200ページ
1200ページ÷120日=10ページ/日
▼
【ノルマ】70ページ/週
結局過去問2.5周ほどで試験に臨みました。なんとか4科目1撃合格。
実施出来ない日もあると思うので,週単位でノルマを設定しました。
(結構これが気楽かつ真剣に取り組めた秘訣?だと感じています。)
④学習計画を基に試験日まで実施 評価:★★★★☆
ここまで下準備してようやく学習開始です。参考書が届く間に学習計画を立てておけば
スムーズに学習が開始できますので,躊躇なくやっていきましょう。
前倒しで学習できる方は問題ないと思いますが,私を含めたそうでない人はノルマを必ず達成する意思が大切です。
大きく遅れてしまった人は③の学習計画を見直しましょう。
⑤試験に臨む
持ち物や集合時間などをよく確認しておきましょう。
長丁場なので軽食や飲み物などあると気分転換になっていいです。
何ができるの?資格取得のメリット紹介
【技術的な話】
電気通信事業者は、その事業用電気通信設備を、総務省令で定める技術基準に適合するよう、自主的に維持するために、電気通信主任技術者を選任し、電気通信設備の工事、維持及び運用の監督にあたらなければなりません。
電気通信主任技術者の選任は、原則として、事業用電気通信設備を直接に管理する事業場ごととなります。
【ステータス的な話】
・技術力の証明になる
・資格手当等年収アップが期待できる
・転職に有利になる
ある程度の規模の会社で初めて効果を発揮出来る印象ですね。私の場合は
『技術の証明』一点のみなので,そこまで恩恵を受けれていないかもしれませんね。
まとめ
この記事では,ほぼ0知識から資格取得までの方法について書きました。
難関資格と言われていますが,3人に1人は受かる試験です。
過去問を5周できれば必ず受かる試験ですので,学習計画をしっかり立てて試験に臨み
電気通信主任技術者になりましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
弊社では日々技術の向上と,お客様の満足できる施工を目指しております。
資格取得もその一環と捉えております。
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気軽にお問い合わせ下さいませ。
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ー執筆者ー
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